東京・築地、中央卸売市場で、大間産まぐろが1億5540万円の破格値で競り落とされた。
これまでの最高値だった、昨年の大間産5649万円の約3倍近い、1キロ当たり70万円という。
大間のまぐろと言えば、「たっこにんにく」とともに青森県の地域ブランドである。
しかし、11年は戸井産に最高価格を奪われた。
なぜ?
奢り・甘えがあっだろうか、悔しかっただろう。
ブランド価値があるから、
最高級食材としての引き合いがある。
只の産地では、このようなご祝儀相場がでない。
大間産のまぐろは、偶然の出来事ではないはず。
そこには、地域一丸となった壮絶な戦いがあったことと推察する。
青森県には、「大間産まぐろ」や「たっこにんにく」など地域ブランドを有している。
地域ブランド産地には、「地域ブランド」の物語がある。
「にんにくと言えば、田子町」
地域ブランド「たっこにんにく」は、
いま、ブランド価値を検証すべきだ。
原点に返り、
今まで築いていたブランド価値はいわば貯金。
その貯金残高が、いまどのくらいあるのか?
何もしなければ、毎年残高は減ってくる。
今まで、ほとんど使い切ってきたのではないか?
しっかり、検証すべきだ。
たっこにんにくの原点は消費者にあり、
消費者がその答えを知っている。
いま、消費者に、問うてみたい。
かつて、消費者の心に響き、驚き・感動の物語を届けて来た。
その活路は、
ブランド価値を高める「ブランド戦略再構築元年」とすべきだろう。